ワイヤー矯正を岡山県で治療する時にかかる平均費用やメリット・デメリットを見ていきましょう。
ワイヤー矯正は一番よく知られている矯正方法です。永久歯に全て変わった後に行う矯正である成人矯正の1つです。歯の表側一つ一つに固定装置をつけて、その装置をつなぐようにワイヤーを通す方法になります。治療費の相場から考えると出来るだけリーズナブルに矯正をしたい方、そして、適用範囲が広い矯正方法になります。
レントゲン診断や口の中の模型分析などを行うことで、口内をただみるのではなく骨格に自然と馴染むような噛みあわせを総合的に判断します。そうすることでご自身に合わせた微調整を行うことが可能です。
矯正の中でも最も一般的な矯正であり、基本的に軽度なものから重症なものでも対応が可能です。他の矯正ではできない歯列が重症な場合でもワイヤー矯正では対応できるケースが多いんです。
見た目はわかりやすいですが、裏側矯正と比べると一般的に費用を抑えることが出来ます。裏側矯正はその特性からオーダーメイドになる傾向になりがちですが、ワイヤー矯正は固定装置がある程度決まっているので、費用を裏側矯正よりは抑えることが可能です。
歯につけて固定するブラケットの色にもよりますが、一般的にワイヤー矯正はワイヤーやブラケットの色が目立つことが多いので、周囲の人に矯正していることを気づかれやすいです。ただし、今はワイヤーを透明にすることで目立ちにくいようにする方法もあります。
ワイヤー矯正では一度装置を取り付けたら自分で外すことが出来ないので、歯と装置の間に歯石や歯垢が溜まりやすいので入念なデンタルケアが必要になってきます。ワイヤー矯正の場合には食事中に溜まった歯石や歯垢が鏡を見ると目につくので、そこで入念に取り除くことで虫歯になることを防ぐことができます。
一口にワイヤー矯正と言っても、その種類は実に様々です。比較的安く治療できるものから、矯正治療をしていることが他の人からは見えにくいものまでさまざまな特徴を持った装置が提供されるようになりました。それぞれの特徴やメリット・デメリットを確認し、自身の希望に合ったものを選択しましょう。
歯の表側に装着するワイヤー矯正装置で、ブラケットが金属でできたものを指します。矯正治療と聞いて多数の人がイメージするのが、この矯正装置ではないでしょうか。
金属ブラケットは他のワイヤー矯正装置と比較して丈夫で、さまざまな症状の不正咬合治療に使用できます。ワイヤーが緩む心配もほとんどないので、治療途中でブラケットが外れるなどのトラブルが少ないのがメリット。また、費用も比較的リーズナブルで、1回の治療の費用相場は60~100万円となっています。
一方で、近年の金属ブラケットは以前よりも小型化されつつあるものの、ブラケットもワイヤーも銀色の金属でできているため目立ちやすいのがデメリット。そのため、周りの人に矯正治療がバレたくないという人には適していません。ただし、最近では上顎前歯部にだけ白色のセラミックブラケット装置を使うことで、ブラケットを目立ちにくくすることも可能になっています。
審美ブラケットは、白色や透明色といった目立ちにくい色のブラケットを使っているワイヤー矯正装置です。プラスチック製やセラミック製であることがほとんどで、金属ブラケットと同じく様々な症例に対応できます。
審美ブラケットのメリットは、非金属製のブラケットを採用しているため、金属アレルギーの人でも安心して治療を受けられるという点です。また、丈夫でありながら弾力性にも優れており、他の歯を傷付けるリスクを軽減できます。変色や色素沈着もほとんど無く、汚れを気にせず食事を楽しめるのも良いところでしょう。
しかし、審美ブラケットは丈夫とはいえ、金属ブラケットと比較すると多少強度に欠けるため、必ずしも外れたりズレたりしないとは言い切れません。また、費用相場は80~100万円となっており、金属ブラケットと比較するとやや高額な傾向にあります。
従来のワイヤー矯正装置は、ワイヤーをブラケットに押し付けるように結んでいたため、調整から数日間は痛みを我慢しなければならないのが大きな欠点でした。対してセルフライゲーションブラケットは、矯正力を軽減させた設計の装置です。矯正治療における痛みや違和感を軽くするだけでなく、より効率的に歯を動かすことを可能にしています。
歯の移動速度が速いため、従来の矯正装置よりも通院頻度が少なくて済むでしょう。そのため通院費を抑えることができますし、仕事や家事で忙しい人なら通院にかかる時間や手間が抑えられます。また、ワイヤーを留めておくゴムなどが存在せず、ブラッシングもしやすく衛生的です。
その一方で、フライゲーションブラケットには、従来の表側矯正装置よりもサイズが大きい、費用が高額になりやすいというデメリットがあります。
ハーフリンガル矯正は、表側矯正と裏側矯正を併用した矯正治療を指します。矯正装置が目立ちやすい上の歯は裏側矯正、比較的目立ちにくい下の歯は表側矯正を行う方法です。費用相場は80~130万円程度で、上下どちらにも裏側矯正を行う場合より安く治療を受けられます。
矯正治療をしていることを周りの人に知られにくいこと以外にも、下の歯には表側矯正を行っているため舌の動きを妨げる心配もありません。裏側矯正にありがちな発音しにくいというデメリットを回避することができます。
裏側矯正を行うよりも費用が安くなるという反面、上下どちらにも表側矯正を施すよりは費用が高くなるというデメリットが存在するでしょう。また、治療経験と技術がある歯科医師のもとで治療を受ける必要があるので、腕の良い歯科医や矯正専門の歯科医院を探さなければなりません。
矯正をしていることが目立ってしまうワイヤー矯正よりも目立ちにくいマウスピース矯正がおすすめです。マウスピース矯正は費用も抑えることが出来るので手軽に綺麗になりましょう。
※すべて税込価格です。
【矯正治療の費用と期間】
日本矯正歯科学会によると、マウスピース矯正の一般的な費用は35~80万円程度。期間については平均1~3年程度と要するとされています。症状や治療方法、クリニックによっても費用・期間ともに変動しますので、まずはカウンセリングで問い合わせてみることをおすすめします。
【矯正治療のリスク】
矯正中は虫歯や歯周病、装置の接触による口内炎などにかかりやすくなる可能性があります。 また、金属の装置による金属アレルギーや装置装着時の発音障害などの恐れもありますので、あらかじめどんな症状・副作用があるのか医師・クリニックへご相談ください。