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「歯並びが悪いけど、どうしてこうなったんだろう」「見た目だけじゃなくて健康にも悪いのかな?」
そんなお悩みを抱える方のために、歯並びが悪くなる原因やその症状、治療法を調べました。ご自身の歯並びの悩みはどれに当たるのか考えながら読んで見てくださいね。
出っ歯(上顎前突)とは、上あごの前歯が下顎の前歯よりも、前に出過ぎてしまった状態のことです。症状によって、前歯の先端部分だけが前に出ていることと前歯全体がかぶさってしまっていることがあります。上あごが下あごより大きい状態にあるときに怒りやすい歯並びです。
受け口(下顎前突)は、下あごの前歯が上あごの前場よりも、前に出過ぎてしまった状態です。出っ歯(上顎前突)とは、ちょうど真逆の状態にあります。見た目の問題だけでなく、食べ物が噛みにくく、歯茎にダメージを耐えやすいため、歯周病にもなりやすいと言われています。
叢生とはいわゆる歯がデコボコとなっている状態で、乱杭歯(らんぐいば)とも呼ばれています。笑った際に歯並びが気になる…という方は叢生の状態であることが多いと言われています。また、歯磨きの際に磨き残しが多いという欠点もあるため、早めの矯正が理想です。
正中離開、いわゆる「すきっ歯」は、真ん中の歯と歯の間に空間ができている状態のことです。あごに対して歯が小さい、舌が大きくて前歯を押していることなどが原因といわれています。見た目以外にも、空気が抜けてしまうため発音(特にさ行)がしづらいことも多いようです。歯の全体に隙間がある症状は、空隙歯列と呼ばれます。
開咬とは、奥歯をしっかり閉じても前歯は開いてしまっている状態のことを言います。小さいころの指しゃぶりや、舌を歯の隙間から出してしまうクセなどの他、あごの骨格の変化により起こることもあります。10代~20代の女性に多く見られる症状です。骨格が原因の場合は、歯の矯正だけでは治りきらいないこともあります。
上の歯と下の歯がしっかりとかみ合わず、左右にずれてしまっている状態のことを交叉咬合と言います。その状態から「クロスバイト」と呼ばれることも。遺伝や成長途中での、あごの骨の形自体が原因となることが多く、まれに外傷によって引き起こされる場合も。大掛かりな治療が必要になる可能性のある歯並びです。
【矯正治療の費用と期間】
日本矯正歯科学会によると、マウスピース矯正の一般的な費用は35~80万円程度。期間については平均1~3年程度と要するとされています。症状や治療方法、クリニックによっても費用・期間ともに変動しますので、まずはカウンセリングで問い合わせてみることをおすすめします。
【矯正治療のリスク】
矯正中は虫歯や歯周病、装置の接触による口内炎などにかかりやすくなる可能性があります。 また、金属の装置による金属アレルギーや装置装着時の発音障害などの恐れもありますので、あらかじめどんな症状・副作用があるのか医師・クリニックへご相談ください。