歯がデコボコ・八重歯とはどのような歯並びの状態のことを言うのか、また、それによる弊害はどのようなものがあるのかをご紹介します。生活が困難になるとまではいかないけど、歯並びが気になる方は必見です。
叢生とはいわゆる歯がデコボコとなっている状態で、乱杭歯(らんぐいば)とも呼ばれています。笑った際に歯並びが気になる…という方は叢生の状態であることが多いと言われています。また、歯磨きの際に磨き残しが多いという欠点もあるため、早めの矯正が理想です。
顎の骨が小さかったり、永久歯が大きかったりすると叢生になりやすいです。顎の骨が小さいと永久歯の並ぶ場所が足りずに、本来とは違う場所に歯が生えてしまいます。また、顎の大きさに対して、永久歯のサイズが大きいと歯の生える場所が窮屈になりねじれて生えてしまいます。
乳歯が通常よりも早く抜けてしまい、開いたスペースに周りの歯が移動して永久歯の生えるスペースがなくなってしまうことです。歯が抜けるなどで隙間が出来ると、隙間を埋めるために周辺の歯が移動してくるという性質があります。結果として本来生えるべき位置に永久歯が生えることができずに歯がボコボコになってしまうのです。
歯がボコボコしていると、歯磨きを丁寧にしていても磨き残しが発生し、食べ物が詰まったり、歯石がたまる状態が続きます。それにより虫歯菌が繁殖し虫歯になります。
口臭は歯周病が原因の場合が多いのです。歯周病は菌の繁殖を伴います。しっかりと口の中を洗えていないことから歯垢が溜まりやすくなり歯周病のリスクが高まります。歯周病の予備軍は10代でも既に50%を上ります。歯周病により口が臭くなったり、状態が悪化すると歯が抜けてしまうこともあります。
※すべて税込価格です。
【矯正治療の費用と期間】
日本矯正歯科学会によると、マウスピース矯正の一般的な費用は35~80万円程度。期間については平均1~3年程度と要するとされています。症状や治療方法、クリニックによっても費用・期間ともに変動しますので、まずはカウンセリングで問い合わせてみることをおすすめします。
【矯正治療のリスク】
矯正中は虫歯や歯周病、装置の接触による口内炎などにかかりやすくなる可能性があります。 また、金属の装置による金属アレルギーや装置装着時の発音障害などの恐れもありますので、あらかじめどんな症状・副作用があるのか医師・クリニックへご相談ください。